~About the Song~

表題曲は2016年にネット配信され、翌年リリースされたアルバム『Human』に収録されています。アルバムは全英チャート初登場1位となり、過去10年間でのデビュー・アルバム初週最高セールス(男性アーティスト)も記録したヒット曲です。

Rag’n’Bone Manは音楽一家の下、クラシカルなブルースを聴きながら育ったようで、ヒップホップとブルースをミックスした楽曲は専門家からも高い評価を得ています。

~Translation~

I’m only human
I’m only, I’m only
I’m only human, human
俺はただの人間にすぎない。一人の人間にすぎない。
俺はただの、ちっぽけな
人間にすぎないんだよ
Maybe I’m foolish
Maybe I’m blind
Thinking I can see through this
And see what’s behind
Got no way to prove it
So maybe I’m lying
But I’m only human after all
I’m only human after all
Don’t put your blame on me
Don’t put your blame on me
多分、俺は愚か者さ
きっと、何も見えてないんだ
裏の事情を分かっているつもりでも
それを証明する事が出来ないんだ
結局のところ、嘘をついていることになるのかもしれない
所詮、ただの人間にすぎないからさ
ただの、ちっぽけな人間なんだ
俺のせいにするなよ
俺のせいにするなよ
Take a look in the mirror
And what do you see
Do you see it clearer
Or are you deceived
In what you believe
‘Cause I’m only human after all
You’re only human after all
Don’t put the blame on me
Don’t put your blame on me
鏡をのぞいてごらん
何が見える?
はっきりと見えるかい?
それとも、信念に欺かれたのか?
だって、俺がただの人間なのと一緒で
お前もちっぽけな人間なんだよ
俺のせいにするなよ
俺のせいにするなよ
Some people got the real problems
Some people out of luck
Some people think I can solve them
Lord heavens above
I’m only human after all
I’m only human after all
Don’t put the blame on me
Don’t put the blame on me
本当に問題を抱えている奴もいる
運に見放された奴だっている
俺が解決できるなんて思う奴だっている
おぁ、神様。勘弁してくれ
所詮、俺はただの人間なんだよ
ただの、ちっぽけな人間なんだ
俺のせいにするなよ
俺のせいにするなよ
Don’t ask my opinion
Don’t ask me to lie
Then beg for forgiveness
For making you cry
Making you cry
‘Cause I’m only human after all
I’m only human after all
Don’t put your blame on me
Don’t put the blame on me
俺に聞くな
俺に嘘をつくように頼むな
君を泣かせてしまうって神様に言っておくよ
だって、俺はただの人間にすぎないからさ
ただの、ちっぽけな人間なんだ
俺のせいにするなよ
俺のせいにするなよ

※repeat

I’m only human
I make mistakes
I’m only human
That’s all it takes
To put the blame on me
俺はただの人間にすぎないんだ
過ちだって犯すさ
ただの、ちっぽけな人間なんだ
そのせいで、俺が悪者にされるんだ
Don’t put the blame on me
I’m no prophet or Messiah
Should go looking somewhere higher
I’m only human after all
I’m only human after all
Don’t put the blame on me
Don’t put the blame on me
俺のせいにするなよ
俺は預言者でも救世主でもないんだ
そんな奴探すならお天道様のとこまで行けよ
俺はただの人間にすぎないんだ
ただの、ちっぽけな人間なんだ
俺のせいにするなよ
俺のせいにするなよ
I’m only human
I do what I can
I’m just a man
I do what I can
Don’t put the blame on me
Don’t put your blame on me
俺はただの人間にすぎないんだ
出来る限りの事はやってみるさ
ただ、俺は一人の男にすぎないんだよ
出来る限りの事はやってみるさ
俺のせいにするなよ
俺のせいにするなよ

~First Impression~

YouTubeの自動再生で耳に入り、一時期、自分の中でヘビロテとなった曲になります。ソウルフルで訴えかけてくるものがあります。歌詞を調べなくても“I’m only human after all”くらいは聴き取れるので、歌詞の世界観はリサーチ前から掴みながら聴けてました。

リアルタイムの曲は歌詞を読解するよりも、音を気軽に楽しむ対象として考えています。そんな中、たまには今の曲も扱おうと思って、何曲か直観で思い浮かんだ曲の中のひとつです。基本的に明るい歌詞や楽しい歌詞よりも、闇があるような歌詞に惹かれてしまうんですね。。。

~Interpratation~

◆登場人物から考える詩のテーマ

詩の登場人物は“I”“You”“people got the real problems”“people out of luck”“people think I can solve them”になります。要するに、タイトルのとおり、“Human”なわけです。では、彼らはどのような“Human”として描かれているのでしょうか?特別な力を持った“Human”でしょうか?恵まれない“Human”でしょうか?決して、そういう者ではなく、極めて一般的な“Human”だと考えられます。

ただ、大きなポイントとなるのは、彼らは、一般的な“Human”であるという事を忘れ、幻想を見てしまっているという点です。まず、“I”に責任を負わせようとする”Youは自分自身の事を見誤っています。第3スタンザでその事が描かれています。

“Take a look in the mirror and what do you see”
鏡をのぞいてごらん、何が見える?

“You’re only human after all”
お前もちっぽけな人間なんだよ

要するに、自分自身が”only human”である事を忘れて、”only human”である”I”の事を責めてしまうのが、“You”という事です。
そして、自分自身ではなく、他人の事を見誤るケースも描かれています。詩全体としてもそうですが、分かりやすい箇所だと、第4スタンザになります。

“Some people think I can solve them”
俺が解決できるなんて思う奴だっている

“Lord heavens above”
おぁ、神様。勘弁してくれ

“I’m only human after all”
所詮、俺はただの人間なんだよ

”I”の事を何でも解決してくれる人。要するに”only human”を超越した者として考えてしまう人もいる訳です。
人はこうやって、自分の立場や、他人の立場を見誤ります。自分を偉いと勘違いするな。皆同じ、ただ人間なんだ。お前は偉くないし、俺だって偉くない。そこんところ、忘れるな。そんなメッセージを強く感じることが出来ます。

~Unclarified issues~

beg for forgivenessについて

下記の一節、意味を掴みづらく、意訳をしました。

“Don’t ask me to lie. Then beg for forgiveness for making you cry,making you cry”
俺に嘘をつくように頼むな。君を泣かせてしまうって神様に言っておくよ

beg for forgivenessで「許しを請う」なので、「君を泣かせる為に許しを請う」となります。要するに、頼まれた事をやってあげられないから、泣かせてしまうという流れです。では、許しを請う相手とは?と考えると、本人に請うのではなく、ボクのイメージでは、神様なのかなと。全体のテーマとしても、HumanとGodを対比させた方がマッチするかなと思い、意訳にしてみました。

higherについて

2通りの意味が考えられそうで、訳に困った箇所を挙げます。

“I’m no prophet or Messiah. Should go looking somewhere higher”
俺は預言者でも救世主でもないんだ。そんな奴探すならお天道様のとこまで行けよ

higherの解釈を物理的な意味でとらえた訳になります。ただ、ネットで上がっている訳の中には、立場の高さとしてとらえているものも載っていました。「お偉いさんのところに行け」というイメージです。後者の場合、somewheresomeoneにならないといけないのでは?と思ったりもするのですが、確信は持てず。。。ここでも、HumanとGodの対比を意識して、「お天道様のとこ」と訳してみました。

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